2010年9月30日木曜日

世界がひっくり返るまでは



「レディファースト」というか、「女性はお先にどうぞ」文化圏では、
たとえば一歩進むときに同時に足が出たら、男性は女性を先に通してくれます。

日本ではその習慣がある人よりもない人の方が多いから、私もそれにまだまだ慣れなくて
男性に対しても「お先にどうぞ」の手をしてしまうのですが、それでも男性はほとんどの場合決してそれを譲らないような気がします。

そんな私にある男性の先生が言ったこと。
「世界がひっくり返るまでは、男性は女性に対してこうしないといけないからね。」

それなら、当分世界がひっくり返らなくてもいいと私は思うのです。
男性はどう思うのかわからないけれど。


これから1週間ほど、ブログ更新がんばる週間にしようと1人思っているので、
毎日、できるだけ、毎日、やってみようと思います。
おつきあいいただけると幸いです。


2010年9月27日月曜日

3ヶ月経ったから。








毎日ちょこっとずつ勉強していると、
「あっ!こういうことだったのか!」と急に腑に落ちるというか、
納得するときが毎日ちゃんとあるのです。
市場でのお買い物でも周りの人の会話もわかるようになってきたり、
目に入ってくる文字が意味のある言葉となってきたり。

それはまるで神様からのごほうびのように。
新鮮な驚きが毎日少しずつあるのです。


ここの生活も3ヶ月が経ちました。
そろそろ次のことに動き出そうと思います。

2010年9月24日金曜日

洪水より織物


先日、バスで3時間ほどの村に、市を見に行ったときのお買い物。


ちょっとの雨で土砂崩れがすぐ起きてしまうこの国で、
(しかも崩れたものをまた積むからまたすぐ崩れ、根本的に解決されていないし私にはその努力が見られない)
先月は断水が週1回あったこの国で、(水不足ではなく水道管のトラブルで)
首都の一番大きな道路でさえすぐに冠水してしまうのに、
ここの織物と刺繍にかける情熱はものすごいと思うのです。
それはそれは手の込んだ織物や刺繍の入った服を着ている人が多いのです。
居住環境を良くする情熱より、布にかける情熱の方がはるかに高いって
なんだかそれはすごいと思うのです。


数ヶ月ずっと同じ場所にいて勉強していて、「旅」をしていなかったから、
旅の生活に少し戻りたくて近くの村に行ってきました。

今までずっと安宿を泊まり歩いていても、ベッドバグ(ダニとか南京虫とか、とにかくベッドにいる虫)にやられたことは一度しかなかったのに(あれはインドのジャイプール!)、どちらかというと虫に強い体質だと思っていたのに、今回やられてしまいました。

そうか、旅ってこういうものだったな、虫に気をつけなくちゃいけなかったんだ、とそんなことを思いつつの帰り道。

2010年9月20日月曜日

quince de Septiembre



9月の15日はここの独立記念日でした。
街の中心はすごい人で、学芸会みたいな音楽隊が次から次に行進し、
それをみんなじーっと見ている1日なのでした。

9月15日、スペイン語で言うとquince de septiembreなのですが、
septiembreなんていう基本単語がうまく発音できなくて、言うたびに先生に直されています。
(何で?って思われるかもしれないのですが、pの音が難しいのです。)

rが2つの巻き舌もできなくて、がんばってはいるのですが、依然として苦手なままです。
ルルルルルルなんて口の中でどうしたら言えるようになるのだろう、と思いつつ。

2010年9月17日金曜日

世界が少しだけまっすぐに見えるようになった気がする



これからどうなるかわからないし、
人生はどう転ぶかわからないけれど、
どちらにどう転んでもうまく転がっていけるように、と思っています。


最近、片足で立ってもくるくる回ってもバランスが崩れないようになってきて、
まっすぐ立っていられるようになりました。
正直言うと、バランス感覚みたいなものって20歳後半になっても身に付くなんて
思っていなかったので、なんだかとてもうれしいです。
そういうものって子どもの頃に身に付くものだろうと1人勝手に思っていたので。

大人になってもできることが増えるって単純に新鮮にうれしいです。

友人には、「はるなさんがサルサ踊ってるところなんて想像できない!」って
言われるのですが、それでも少しずつくるくる踊ってます。ほんとうです。
ラテン人ほどの色気は到底ないのですが、それでも。

2010年9月15日水曜日

そしてあなたのパイナップルも。



先日の、おじさんのパンケーキの本屋に併設されているカフェをちょっこり覗いたら。

そのカフェの名前は、"cafe no se"
"cafe I don't know"という名前の、カフェ。

おじさん曰く。「もう一つ同じオーナーがやってるレストランがあるんだよ。
それはね、"Y tu piña tambien"って言うんだ。」

...Y tu piña tambien,
And your pineapple too
そしてあなたのパイナップルも。

そのネーミングの素敵さに思わずため息なのでした。

2010年9月13日月曜日

空を飛べって?



私どう見たって旅行者なのに、
どう見たってこんなほうきなんて必要としていないのに、
このほうきを私に強く売りつけようとした、メルカドのほうき売りのおじちゃん。



2010年9月9日木曜日

トマトの皮から思うこと



最近私が幸せだと感じること。

勉強にしても、人と話すことにしても、料理も踊りも、
一つ一つのことに真剣に向き合えるようになったこと。
するべきことが多すぎない分、それぞれにきちんと真剣でいられること。


最近、トマトを料理に使うとき、皮の湯むきをきちんとするようになりました。
恥ずかしながら日本にいたときはトマトの湯むきなんて一度もしたことがなかったのに。
ここで会った料理人の男の子に、「トマトの湯むきは絶対した方がいいですよ」って
言われたからやってみたら、確かにその方が断然よくって、習慣になりました。

そのとき改めて思ったことが、ほんの少し丁寧にするだけでも結果はでる、ということ。
分かってはいたことなのですが、改めて。

それはたかが「トマトの湯むき」ではないような気がするのです。なんとなく。
決して、たかがではないのです。


日本にいたときは、するべきこと、会いに行くべき人、伝えるべきことが多すぎて、
いろいろなことが多すぎたな、と思うのです。
多すぎたから、それぞれにどこか手を抜くところがあったように思うのです。
そんな生活が当たり前で、忙しいこと、するべきことがたくさんあることが
日常だと思っていたけれど。そこから学ぶこともたくさんあったし、
その生活を否定するつもりもないのだけれど。

それでも、今、昔以上にきちんと一つ一つができることがなんだかとても幸せです。
トマトの湯むきをする生活があることがなんだかとてもうれしいのです。

2010年9月1日水曜日

本とコーヒーとパンケーキ



散歩の途中、ふと入った本屋さんのおじさんの朝ご飯。
お皿とカップを置いて、何かを取りに店の奥に入ったときに、
今だ!と思って写真を撮ってしまいました。
パンケーキがあまりにもおいしそうで。

本に囲まれて、こんなパンケーキを朝食で食べる生活ってすてきだ、と思うのです。
そんなことをしているおじさんが正直とてもうらやましいのです。