2010年6月30日水曜日

強い色が見たくなる



強い日差しの下では、色の強いものにどうしても目がいきます。
これらはタイで撮ったものだけど。



ここグアテマラは雨期で天気が変わりやすく、晴れたと思ったら雨になったり。
晴れるときは太陽も本気で晴れにしてくれるし、雨の日はきちんと雨だし。

今日の午後はカメラを持って散歩しようと思っても、大体そんな日は天気が悪いのです。土日も天気が悪かったり。つまらないのです。洗濯物も乾かないのです。早く太陽と青い空と強い色が見たいのです。

気候風土はその土地の人間を作るのだな、ということをよく思います。
例えばカリフォルニアのように太陽がさんさんと当たる地域ではムンク(『叫び』を描いた人)のような絵は決して生まれなかっただろうし、アンディ•ウォーホルの作品もアジアの湿気の中では決して生まれなかったような気がするのです。



こちらに着いた翌日に家族にメールで着いた連絡をして、やっと昨日メールが返ってきたら、こんなことが書いてありました。

「昼寝も毎日できるのかな?」

質問はそれかぁ、と思ってしまったのです。
もちろん他にも質問はあったけれど、最後の質問はそれだったのです。
着いて1回目のメールです。なんだか何とも言えません。平和な家族です。
(ちなみに昼寝はできるけどしてません。)

2010年6月27日日曜日

まだ空気になじめないけど。

ここに着いて4日目。
まだここの空気になじめていません。
まだまだいっぱいいっぱい。
噂通り、ほんとに英語は通じないし、言いたいことがスペイン語で言えないことが、うーっ、と思うのです。

始めから、全てのことがうまくいくわけないですものね。
ゆっくり構えて楽しみながらやらないと。

でも、こんなのを見つけてちょっと幸せ。
きちんとバナナとかオレンジの形しててすごくかわいい。


それではよい週末を!
私はたくさん勉強します。

あぁ、知恵熱が出そう。


2010年6月25日金曜日

やっと到着!

こんにちは。
昨日、やっとグアテマラに到着しました。
ただ今、アンティグアという街にいます。

ここでスペイン語の学校に来週ぐらいから申し込もうと思っていたのですが、着いた日に学校を訪問してみたところ「すぐ始められる」と言ってもらったため、今日から授業を受けて勉強しています。大抵のことは行動が遅いのに、今回ばかりは動きが速いです。
(えらいぞわたし。誰かほめてくださいー。)


ここ1週間程グアテマラの天気をチェックしていて、予報によると天気が悪い日が続いていたのですが、私が着いたときは空が青かったのです。
それだけで何だかやっていけるような気がしました。
神様おてんとさまどうもありがとう。


本日のおまけ。
これからしばらくは(どのくらいの期間か全く予想がつきませんが)お世話になる宿の1室。
キッチンもあるし、洗濯場も(もちろん手洗い用の)あるのです。快適です。相変わらずバックパッカー的な生活をしております。


日本人宿なので、日本人がたくさんなのです。
今日はみんなでワールドカップのデンマーク戦を見ていて(こちらはちょうど昼間だったのです)、「日本人」というだけで知らない人たちと息を飲んできゃあぎゃあ観ていて、何だか不思議な気分です。日本、勝ちましたね。サッカーなんて正直興味なかったのに、みんなで観るとおもしろかった。

カイロで1月に会った人とここで偶然再会。大陸も違うし、あれから何ヶ月も経っているのに、最近はそんなことにも驚かなくなりました。




ロサンゼルスからグアテマラまで、マイアミ経由でやってきました。
コスト削減がありありと伝わってくるボーディングパスです。(こんなの初めて!)
すごいなぁ。スピリットエア。

それでは、また。
これから勉強に励みます。
以上、近況報告でした。


2010年6月22日火曜日

信じることからきっと始まる




台湾でお世話になった人に言われました。

「ご縁がありますからね、きっとまた会えます。」

人と会うことは、その人と会えると信じることなのかもしれません。

だから私は信じています。

遠くにいても、連絡を取っていなくても、会いたい人にはきっとまた会える、と。






2010年6月20日日曜日

どうしてここに。 〜サンフランシスコ通信 4〜

いったいどうして。2つ目はこちらです。

よーく見ると。


見えますか?
サンフランシスコの、ビルの屋上に、突然現れたウォーリー。
サンフランシスコ近代美術館の窓から外を眺めていると、見覚えのあるしましまの服が!

画像が荒くなりますが拡大してみると。
ほら!ウォーリー!


この街では本当に、街中探してウォーリーを探せゲームとかやっているのかもしれません。
やっていないのかもしれません。分からないけれど、たまたま見つけたウォーリーでした。


少し模様替えしてみました。
ただ今いろいろと実験中です。

2010年6月19日土曜日

いったいどうして。 〜サンフランシスコ通信 3〜


私はここで、ドミトリー(相部屋)に泊まっています。

昨日の夜、ふとベッドから顔をあげると。
いったいどうして、彼女はこんなところで寝ているのでしょう。
ロッカーは開けっ放しだし。あちこち散らかってるし。何よりも床の上で寝息立てて寝てるし。ベッドは目と鼻の先なのに。ロッカーを開けたところで力尽きてしまったみたい。

思わず写真を撮ってしまった昨日の夜なのでした。

ごめんなさい、こんなところで寝姿を公開して。
彼女のこと、名前も出身も知らないけれど。

2010年6月18日金曜日

wish you were here  〜サンフランシスコ通信 2〜








サンフランシスコは1人で歩くのがもったいないほどすてきなところです。
街並みの美しいところというよりも、なんだかここはとても感じのいいところです。
いろいろなものがからっとしていて、すかっとしていて、しゃきっとしている。そんな印象のところです。

2010年6月17日木曜日

サンフランシスコ通信 1


サンフランシスコは都会で、ダウンタウンの中心部には高い建物がたくさん建っています。空が狭いです。都会です。

サンフランシスコの第一印象は、風の通る街だな、ということ。
道が広いからでしょうか、街全体の風通りがいいように感じるし、人々の心も、風がよく通っているような気がします。
なんだかすごくすがすがしい顔をしている人が多いように思います。すっきりとして、はきはきとしていて。風通しって大切です。


私の英語力は本当にまだまだなのですが、それでも街行く人々の会話が少し分かって、それはとてもおもしろいです。今まで英語圏のところにあまり行かなかったから、人々の日常の会話というものを耳にしても理解することができなかったのですが、今その会話は言葉として私の耳に聞こえます。

スーパーで、高いところにある商品をジャンプして取った店員の男の子におばさんが言ったこと。「あなたワールドチャンピォンのバスケットボール選手のようにジャンプするのね」。横で聞いていた私は思わず笑ってしまいました。
道に座っている物乞いのおじさんも、「元気かい?」元気です。「そうか、それはよかった。Have a nice day.」って、にこにこして。

生活の言葉が、私にまで伝わってくるってなんだかとてもうれしいです。



本日のおまけはこちら。


この箱の中には平和が入ってるんだって。


ただ今、私のうしろで同室のイタリア人とドイツ人が楽しそうに討論しています。
「じゃあ今夜ベッドの上でタタカイだな」って言いながらボクシングのポーズを取っていて、やめてよ•••私静かに寝たいのに•••と思いながらの本日のブログ更新です。

それでは、また。
こちらは夜なので、おやすみなさい。

2010年6月16日水曜日

アメリカ入国

こんにちは。

ただ今、アメリカのサンフランシスコにいます。

15日朝に日本を出て、台北にお昼頃着き、台北をその夜出てサンフランシスコにやっと着きました。15日の夜11時すぎに台北を出て長時間飛行機に乗ってここまで来たのに、それでも15日午後8時ってなんだか得している気分です。時間が戻ってくれたみたいです。(帰国するときは知らぬ間に1日終わっているはずなのですが!)

片道航空券で出てきたので、日本の空港でずいぶんと質問攻めに遭い(目的は?ビザは?滞在期間は?滞在先は?なぜ片道?などと永遠に)、空港アナウンスで名前を呼ばれ(生まれて初めて!)また質問攻め、その果てには「入国の際トラブルがあっても自分で責任を負います」という書類にサインを求められ。

パキスタンビザがある時点でアメリカ入国は面倒なことになると人に聞いていて、片道だし、入国拒否にあったらどうしよう•••と思いながらのびくびく入国でしたが、何とか無事、アメリカに入れました。親日家のイミグレーションのおじちゃんに、「グアテマラは危ないところもあるって聞くから、気をつけてね」と言われながら。

夜9時すぎにやっと空港を出て、街に着いたのが夜10時。それから宿まで歩いて10時半。
知らない街に暗くなってから着くことは今までずっと避けていたのですが、今回は仕方なく、夜に宿まで向かうことになってしまいました。

荷物は重いし、暗いし、サンフランシスコのダウンタウンだし、こんな時間に1人で歩くなんていやだ•••と思っていたのですが、それでも、久々にどきどきわくわくしています。怖い気持ちもあるのですが、でもそれ以上にわくわくもしていて、私はきっとこのスリルが好きなんだ、と思います。私のことを知っている人は誰1人いないところ、知らない街を歩くのってほんとうに楽しいです。

こんなにふらふらしているのにいつも応援してくれている家族、たくさん応援してくれている友人たち、朝早い電車に付き合って出勤を早くしてくれた友人、台湾の空港まで迎えにきてくれていろいろと連れていってくれた友人、みなさんにありがとうでたくさんです。

私は元気でがんばってやってきます。

時差のため、ただ今こちらは夜中1時なのですが、全く眠くありません。
でも明日のために早く寝なくちゃなぁ。

2010年6月14日月曜日

日本の真ん中より その2


こんにちは。
今回も、私の住んでいる街からです。




梅雨に入りました。
あじさいがきれいです。家の前には百合も咲いています。
(と書きながらこれは違うのですが)


明日出発です。
実感が全くないのですが、うわぁうわぁと思いながら、明日出発です。
次は旅先からのご報告になります。
それでは、また。行ってきます。


2010年6月12日土曜日

日本の真ん中より その1

私の「地元」は、大体日本の真ん中の岐阜県の、愛知と三重と滋賀に挟まれたあたりです。
生まれてからトータル18年ほど住んでいた街を改めて見てみようと、5月に自転車でぐるぐると、カメラを持ってまわっていました。
この土地に住んでいる方々、ここがどこだかわかりますか?







去年の2月の日記より。

「不安、たくさんなんだ。旅にでたって何かが身につくわけではなく、何か答えが見つかるものでもなく。
それでもやっぱり、行かなくちゃとおもう。」

今その旅から帰ってきていても、つぎに行かなくちゃと、おもう。

応援して下さっている方々、いつも私にパワーをくれてありがとうございます。



昔、大学生のときにフィルムカメラを使っていて、それが壊れて、でもフィルムは使い切らないままで、そのフィルムが転がっていたので使ってみました。きっと消費期限はとうの昔に切れています。それを使うと、何となくざらざらした感じの写真になりました。

フィルムカメラに24mmのレンズはおもしろいです。この感覚、視覚、すごく好きです。

2010年6月8日火曜日

これからのこと。

こんにちは。

旅から帰ってきて、1ヶ月と少しが経ちました。
再び、日本を出ます。次は中米、グアテマラへ行きます。

何のために行くか、というとスペイン語の勉強をするためです。
大学生のころから、スペイン語にも気持ちが向いていました。
退職し、スペイン語の勉強ではなく1年間の旅をする、という選択をしましたが、スペイン語をきちんとやりたい気持ちもおさまらず、もう一度出ることにしました。

初めてスペイン語圏に足を踏み入れたのは22歳のころ。
パリ発バルセロナ行きの夜行バスに乗っていて、途中に止まったハイウェイのサービスエリアのようなところがスペインでした。確実に、フランスとは違う空気で、真夜中なのにラテン音楽が大音量でかかっていて、スペイン語が聞こえてきて(地理的にはきっとスペイン語ではなくてカタロニア語なのでしょうが)、私は無性にうれしくて、血が騒いだのを覚えています。

その日、バルセロナの駅にバスが着いたのも朝5時すぎぐらいでした。治安が悪いと有名なバルセロナ、早朝の駅に1人、そこでうたたねする訳にもいかない中、スペインにいることがうれしくてうれしくて、「グラシアス」(ありがとう)と言えば「デナーダ」(どういたしまして)と返ってくるのがうれしくてうれしくて、それ以来、ずっとスペインとかラテンとか、スペイン語の方面に心が向いているような気がします。

スペイン語の、音が好きです。
私にとって、耳に心地よい音の響きです。
美しい音を持った、言葉だと思います。

1年旅して、そのあとさらにまた出る、ということが、社会的に白い目で見られうることも、分かっています。
それでも、好きなことを好きなだけする、そんな時期が人生で数年あってもいいんじゃないか、と思ったからです。あのときやっておけば、と後悔するのもいやです。このままの勢いで、行ってきます。

本気でやってきます。
何事も、本気でやってきます。

正直、その先のことはわかりません。
先のことを考えるより、スペイン語の音の美しさを楽しみながらやってこようと思っています。先のことはそのとき決めます。縁があれば道は開ける、と思っています。

どなたでも、中米にお越しの際はご連絡ください。
友人知人はもちろんのこと、縁あってブログを読んでくださっている面識のない方でも大歓迎です。どなたさまも、大歓迎です。

1週間後に出発です。
今後も、このブログから見守ってくださると幸いです。


2010年6月7日月曜日

Viet nam!


久々にベトナムの写真を引っぱりだしてきました。
ベトナムを思い出すと、胸がきゅんとなります。他のどこの国よりも、ベトナムはなんだか特別です。なぜでしょう?







ここの「シクロバー」は、6年前、初めてベトナムに来たときに行ったところでした。どこにあったのか、全く覚えてなかったのですがふらふら歩いているときに見つけました。
デジャブのような感じで、思わず立ち止まって、ぼうっと見てしまいました。あれ、この世界は本当だったのだ、と思いながら。



大好き大好き大好き。
ベトナムのおやつのチェーです。何でも入ったかき氷。
毎日食べていました。ベトナムにいる間は、帰国したらチェー屋さん開くのもいいかも、とチェー屋さんを夢みていました。

ベトナムに行きたいですー。

2010年6月5日土曜日

ある掲示から考えたこと

わけあって本日アルバイトをしていました。
そこの、従業員休憩室の壁に掲示してあった紙に書いてあったこと。

休日は休むべきである。
休日に出勤しなければならないような雰囲気を作ってはならない。
定時終了後、残業者をはっきりさせ、残業のない者は退社する。

うろ覚えなのですがたしかこんな内容でした。

日本の会社で、こういった上のようなやり方を取っている会社と、その反対のやり方を取っている会社(例えば休日出勤や残業は暗黙の了解だったり)の比率はどのくらいなのだろう、と単純に疑問に思います。そして、今後どちらのタイプの会社が多くなるのだろう、と。批判ではなく、ただ、ほんとうに単純に疑問なのです。

この張り紙のある会社も、今まではそうではなかったから、社員の意識を変えるため、あえてこうやって文書にして掲示してあるのでしょうし。こんな文書が掲げてあることが、私にとってはすごく驚きだったので。

これから日本の社会ってどういう方向に行くのだろう、と思います。
内閣総理大臣も新しくなったし。それにしても、3年で5人の総理大臣って・・・。一体どんなに国が荒れているのだ、って思われてしまいそうな早さです。中学生も、総理大臣を覚えるのが大変です。

間違っていることには間違っている、と声を大にして叫ぶこと、大切だとは思うのですが、忍耐も必要です。国民がある程度寛大に見守ることも、もう少し大事ではないのかな、と思います。すぐに結果は表れないし、批判ばかりでは何も前に進まない。もう少し、国が、元気にいい方に向くことを願っています。

あぁ、今日もひとり言になってしまいました。
今日、思っていたことです。

2010年6月4日金曜日

家の中より


母がだいぶ昔に漬けた梅酒。
1987年、とか瓶の横に書いてあった気がします。
幸か不幸か、家族の中に大酒飲みがいないので(家族の中では私が一番酒を飲む)、こんなに古いものが残されています。
お風呂上がりに1人で飲むのはちょっと幸せ。
飲みたい人は声をかけてくださいね。持っていきます。


「酒癖が悪い人と酒を全く飲まない人とは結婚しない」とかたくなに思っていたのですが、最近、別にいいか、と思うようになりました。

私がお酒を飲むのにああだこうだ言われなければ、いいかな、と。大切なことはそんなことではないし。

たばこを吸う人も昔は苦手だったけれど、最近はそうでもありません。
私はたばこを吸わないけれど、人がたばこを吸う姿は、じっと見てしまいます。私が知らないものを楽しむんだな、この人は、って思いながら。
けむりがゆらゆらしているのを見るのも、好きです。




昔は私がアパートで育てていて、旅行中は母に預けていた、植物たち。
相変わらず元気で私はうれしいのです。いつ見てもかわいいのです。


本日は家の中からのひとり言でした。
いつも読んでくださってありがとうございます。

2010年6月2日水曜日

街角より



今日は世界の街角から笑顔をお届けです。

パキスタン、ラホールのおじちゃんたち。



インド、アーグラーのリキシャのおじちゃん。
それにしても、このどん兵衛の服、どうしたのだろう•••



ちょっとぼけているけれど。レバノン、トリポリでポーズをとってくれた女の子。



シリアのアレッポで。
右側の男の子は私が近づくとチュウしようとする抜け目のない子だった。



イランのシラーズにて。巻いてあるスカーフをばっと外してくれました。


笑顔の輪がたくさん広まりますように。

2010年6月1日火曜日

大人は踏み入れてはいけない。

最近のこと。

私の目の前で自転車をこいでいた小学4年生ぐらいの男の子2人の会話。
「なぁー、秘密基地行くよなぁ。」
「行くー。」

秘密基地!!!!!

秘密基地!!!!!!!!!

思わず私は自分の用事をほっぽり出して彼らのあとをついていこうかと考えてしまいましたよ。それにしても、ヒミツキチって!!!なんてすてきな響きなんだろう!と。

でも、やっぱりついていくのはやめました。
私が見ない方がいい場所だろうな、って思ったから。一応、彼らの「秘密」基地である以上、その秘密の場所を好奇心だけの私が見るのはよくないだろうし。

それに、きっと今の大人になった私が見ても、絶対、なーんだ、と思ってしまうのです。
彼らみたいに、「おおっ、すげぇ」とかってきっと思わないのです。
だから、やっぱり見ない方がいいだろうな、と。

岐阜のいなかは平和です。
それにしても、秘密基地には一体何があったのだろう。
そんなことがあったある日の昼下がりなのでした。
ひみつきち、なんてすてきな言葉をきけた、いい昼下がりなのでした。