私はただいま、バラナシにいます。
恐ろしく恐ろしく寒い夜行列車で、アーグラーからバラナシにやってきました。(夜行の列車もバスも、とてつもなく、寒い。窓を閉めていても常に風があちこちから入ってくる。)寒いし長いし荷物は重いし、へろへろよろよろ・・・とバラナシに着いたのですが、それでも、ここに戻ってこれたこと、すごくうれしかったです。バラナシだ!と思って、えみちゃんと二人、本当はものすごく疲れていながらも、はしゃぎながら(?)過ごしています。
この町は、牛と犬があちこちにいて(インド中、牛と犬なんてどこにでも、本当にどこにでもいるけれど、この町は特に多い気がする。狭い路地にゆうゆうと牛が歩いている。)、「ドコイクノ?」だの、「オネーサン、ニホンドコカラキタノ?」だの、あやしい日本語で話しかけてきてどこまでもついてくるあやしい人たちも、たくさんいるところです。
それでも、ガンガーがあって、その川があるだけで、ほんの些細な気持ちのささくれのようなものが(そんなものほとんどないのだけど)丸くなって、全てが水の流れによってクリアになるような、気がします。
そんなところで年越しを迎えます。
旅で出会った人たち、出発前に笑顔で送り出してくれた人たち、このささやかなブログを読んで下さっている人たち、私の目に見えるものも、見えないものも、全ての人やものごとにありがとうの気持ちです。周りの人たちのおかげで、私はいい一年を過ごすことができました。
去年の今頃は迷いでいっぱいだったけれど、旅に出てきてよかったと思っています。
よいお年をお迎えください。